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January 08, 2006

中村屋のボース

「2204 中村屋」が昨年10月頃から上昇している。

元々、1907年に本郷の東大前で「クリームパン」を売り出して評判となっていたパン屋・中村屋が新宿に支店を出し、1909年に現在の新宿本店に移転し現在まで続いている老舗。

その後日本を代表する和菓子・中華まんじゅう店舗となったが、もう一つの看板メニューが「インドカリー」。

実はこの「インドカリー」はインドを代表する過激な独立運動指導者でテロを起こし、その後日本に逃亡し、当時日英同盟を結んでいたためイギリスに引き渡される寸前に「中村屋」で身を潜め、中村屋の娘と結婚してその後取締役になったR・B・ボースが売り出したメニュー。

イギリス風の「カレー」でなくインド人が実際に食べている「インドカリー」を提供することにこだわり、植民地支配に対する抵抗の思いが入っていた。

当時一般のカレーが10~15銭のところ80銭(サラダ・コーヒー付きは1円)もした。今なら4000~5000円くらいの感覚だろうか。それが当時の裕福層や文化人相手に飛ぶように売れたとか。

今でも中村屋の看板メニューであり、レトルトでコンビニやスーパーでも売られている。

ただ、ボースのその思いは同様に植民地支配を行ない大陸侵略を行なっていた日本人に伝わったのだろうか・・・その後、ボースは日本に対する失望と憤りに苦悩するが、しかしやがて、米・英との戦争に突入した日本軍部と、アジア解放の名の下、皮肉な共闘関係に入っていく…。

このあたりがボースが歴史に埋没した理由だろうか。

このボースの生涯を描いた「中村屋のボース」が大佛次郎論壇賞とアジア・太平洋賞大賞を受賞し、この正月休みに読んでいた。

そこで気になり中村屋のチャートを見たら上昇中。すわ「ボース効果」と思ったらどうやら、阪神電鉄同様に含み資産が多く村上ファンド等が絡むのではとの推測で上がっていたみたい。

業績云々より含み資産で株価が上がると言うのは、かつて「バブル」で歩んできた道なのでは?そんな理由で購入している投資家をかつての革命家は嘆いている気がしてならないが。

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Comments

リンクのご報告にきました。
本日、ココログに株のカテゴリーを
初めて発見し同じブログの仲間意識
みたいなものが出来、早速リンクさせて
頂きました。(雅^ェ^)

これからもお互い今の時流にのり
プチリッチ気分を味わいたいですね^^

ROMが多くなるかと思いますが
楽しく読まさせて頂きます (雅^ェ^)

Posted by: ☆がおう☆ | January 09, 2006 at 17:30

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